我々オナ禁マンはオナ禁効果を科学的に説明するためにしばしば「テストステロン」という単語を持ち出す
テストステロンはモテホルモン・やる気ホルモンであると
オナ禁はテストステロンを高めるためのテクニックであると
オナ禁の恩恵を授かるためにはオナ禁のみならず、テストステロンを高める方法を組み合わせて行うべきであると
本当にそうだろうか??
テストステロンにかまうな
オナ禁マンの全国年齢別人口は正直まったく分からない
が、情弱向けの商材を買う層は高校生~大学生がメインだと想定して伝えておきたい
貴方にはわざわざテストステロンを高める方法を実践する必要がない
一般の健康な高校生は、ただ生きて呼吸しているだけでも常に高テストステロン状態だ
テストステロンは加齢によって低下するホルモンであるとされている
個人差こそあれど、テストステロンの低下が目に見える症状として現れてくるのは40歳以降と考えてよい
自分の目標達成においてテストステロンが本当に必要なピースであるのかという検討をすっ飛ばして「オナ禁の科学的根拠」というワードにやられているように見える
何だかよく分からない横文字について不確かな情報を収集、実行する時間的リソースがあるならば、他のことにそれを費やすのが賢明である
毎日太陽の下で練習に励む高校球児がわざわざ日焼けサロンで肌を焼く必要がないのと同じだ
貴方がモテないのも、やる気が出ないのも、きっと他に原因があるのだ
もっと自己分析を頑張ってみようじゃないか
健康に気遣うことは大切
私が推奨しないのはあくまで小手先のテクニックの実践と情報収集で失われる時間を問題視しているからだ
若いうちからでも健康に気遣える人は最後に笑う
筋トレの習慣は人生を逞しく生きるための杖となるだろう
健康的な食事、規則的な生活と睡眠は育ち盛りの体をより強くするだろう
結果的にテストステロンも上がるかもしれない
この後で紹介する話だが、心の健康はとても重要だ
精神的に不安定な年の頃にあって、せめて肉体だけでも健康的で安定しているとホルモンバランスの懸念も軽くなるだろう
またここでは詳しく解説しないが、我々現代の若者が気にすべきホルモンはテストステロンではなくドーパミンである
現代人の脳は現代のテクノロジーの進歩に追いついておらず、本来脳が処理し切れないようなエグイ刺激がスマホさえあれば簡単に流れ込んでくる
たとえば昔の人からすれば小中学生の頃から高画質のエロ動画を見るようなことは叶わなかった
今はかわいい女の子がワチャワチャしているのをTikTokで無限に見られる
自宅に引きこもっていてもSNSで人と繋がれる
人生の与えられた時間の全てを突っ込んでも消費できないほどのエンタメがYouTubeに溢れる
この類は超常刺激と呼ばれ、現代人の脳を疲弊させ、依存症に陥れる
克服することで明らかに人生が変わる、我々の大きな課題だ
参考:メンタリストDaiGo氏のブログ
【もはや中毒】減らすと人生変わる5つのモノ【超常刺激】
そして実はオナ禁は、エロ動画依存症を改善するトレーニングのひとつなのだ
男性更年期障害(LOH症候群)の予防も結局は生活習慣
LOH症候群の概要はこちらが分かりやすい
LOH症候群(加齢性腺機能低下症) | 順天堂大学・順天堂医院泌尿器科
LOH症候群と診断された男性の症例by岡山大学病院がGoogleでヒットした
http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-okayama-171121.pdf
39歳と若年だが、肥満傾向とうつ病、抗うつ薬の内服がテストステロンの値に影響していると思われる
遊離テストステロンの値と自覚症状がLOH症候群の参考基準に当てはまったのは分かるが、前後関係が気になるところ
男性の場合、テストステロンが減少し性欲減退や射精困難(もしくは射精不能)を招く場合がある(中略)うつの改善のためにこの薬を投与したものの、テストステロン減少で男性更年期障害の症状を呈し、いっそう活力が低下する場合がある。
引用:スルピリド - Wikipedia
やはり生活習慣と心の健康は大切だ
軽度のうつ病であれば運動習慣によって予防・克服できるだろう
もちろん薬物療法の方針が決まった場合には信頼できる医師の指導にしっかり従ってもらいたい
LOH症候群は未だその原因がはっきりと解明されていないようだが、一因にストレスがあるとする
EDが心因性のほかに血流の悪化が原因になることを考えても、やはり動脈硬化や糖尿病を予防するための生活習慣の見直しに尽きるのである
男としての自信を失った日には色々と方法を探すことだろう
きっとテストステロンを回復させるサプリ(誇大広告)にすがり付くのが目に見えている
健康に裏技はない
人としての寿命も男としての寿命も、予防習慣によって伸ばせると私は信じてやまない