「ストイックですね」って褒め言葉?

煩悩と共存するsustainableな禁欲者 オナ禁やいわゆる”トンデモ健康法”を自己責任の範囲内で実践しています。

【西村博之書き起こし】現代の宗教はリアル不幸せ者に承認と居場所を与える【オンラインサロン】

【ひろゆき】家を買うと隣人と街も買うことに。DESPERADOS MOJITOを呑みながら。2021/01/12 M05

配信内の一問一答の一部書き起こしです

ネット上で「宗教っぽい」と嫌われるクラスター・コミュニティに共通するものが客観的に論じられていて面白かったです

自分の信じたいものを、それを信じている者同士で承認し合えるコミュニティ。これの不健全さを指摘するのはお節介でしょうか?

私にも様々な方面での「信条」があり、「ヴィーガン」「ミニマリスト」「似非科学」などすでに役満の感が否めません

SNSでオナ禁やヴィーガンの界隈に属していますが、これはリアル不幸せ故の所属欲求の表れとしての側面があるのかもしれません

このブログ自体も多くのPVを稼いでいることによって、自分の考えや生き方を支持されているという実感を得るための“居場所”になっているのでしょう

過激派ヴィーガン、アンチワクチン、陰謀論者など(一緒くたに纏めてよいものか?)が煙たがられる理由は、その無自覚に偏った意識がコミュニティの外に向いてしまい、押し付けがましくなってしまうところに問題がある気がします

きっと選挙のときにだけ電話をかけてくるから嫌われるのです

最低限テロ行為を起こさなければ、どれだけ思想がガラパゴス化しようとも個人の自由でしょう

また同時に、アンチ宗教の存在もまた宗教的な危うさを持った承認と居場所の亡者です

意識の低い集団は意識の高い集団を目にして、自分が否定されたような被害妄想を抱き、自分を承認したいがために、ヴィーガンのtweetに対して食肉の画像を送りつけてしまうのです

書き起こし

Q.精神科の領域で今後どのような事業内容に需要があると思いますか?事業展開を考えています。

A.宗教。ちょっと理解してもらえるか分からないですけど、ネトウヨって宗教なんですよね。で、たぶん左翼的な人もある種の宗教なんですよね。

自分たちの信じるものは事実よりも重いっていう。たとえば「宗教って神様がいる、神様が世界を作っている」。なので事実として神様はいないのは置いといて、神様がいるという前提で世の中を理解しようとするし、「これが正しい」って言われたときに、「じゃあ実験して確認しようぜ」じゃなくて、偉い人が言ったらそれを信じる。例えばローマ法王が「神がこうです」って言ったら、「あぁそうなんだ」って信じるわけじゃないですか。「本当にそうなのか確認しようぜ」みたいな科学者的な人って宗教に向かないわけですよ。

今でも日本の保守という名前の右翼の人たちって、「トランプ大統領は勝った」とかいまだに言ってるじゃないですか。で、ドミニオンがどうたら~みたいな。不正投票の証拠が~みたいな。でもアメリカって不正投票の証拠がないというのは、トランプ大統領が裁判で全て負けたのでほぼほぼ確定しているわけですよ。でも熱狂的なトランプ支持者の人たちが、宗教的な形で「絶対に勝つんだ」とか「ペロシさんが月曜日に逮捕されるんだ」とか言ってますけど、あそこまでいくと宗教なんですよね。

科学とか事実じゃなくて、自分たちの信じたいものを信じて、その信じている者同士が仲間として、互いに「そうだよね!そうだよね!俺たち間違ってないよね!」って言って自分たちが信じていることが正しいって思い込みを続けるっていう。

それがなんで現代で流行っているかというと、古いタイプの宗教が胡散臭いのと、現代の生活に合ってなくて、助けてくれないんですよね。要は現世利益がないんですよ。もともとのオーソドックスな宗教、キリスト教とか仏教とか神道って、入ってても儲からないし、彼女できないじゃないですか。

ビジネス保守の人たちって、保守的な本を出すと儲かるじゃないですか。で、Twitterのフォロワーが増えて、たとえば保守的な発言をすると、お互いのフォロワー増えて「いいよね!そうだよね!そうだよね!パヨクくそだよね!」みたいなので、いいねが貰えてリツイートが増えて。現実の生活の上で同じような考えを持っている人に共感してもらえて幸せを感じるというのを、過去の宗教、仏教に入っても誰もやってくれないから。

幸せを感じる上では、右翼的なものとか左翼的なものとかフェミニストとかベジタリアンとかヴィーガンとかっていうのは、ヴィーガンの人の「肉とか食ってるやつ、マジ野蛮だよね!」みたいな。「やっぱ野菜だよね!」とかっていうので、「だよねだよね!」みたいな感じで、自分たちの考え、自分たちの生活ってすごいよねっていうのをお互い褒め合うっていうのって、過去の宗教ではできなかったと思うんですよね。

なのでそういう感じで、現代に合わせた宗教っていうのが今は割と流行ってるんじゃないかなって僕は思ってるんですけど、それが実は宗教であるっていう切り取った形で、人が幸せになるために何を提供するべきなのかっていうのを考えてやっているのが、たぶんオンラインサロンをやっている人たちだと思うんですよ。

(中略)

ていとしては「メルマガです」とか「サロンでみんなで和気藹々です」っていう感じに見えるんだけど、お金を払ってそのコミュニティがあって、そのコミュニティの中に役職があって、「ホリエモンサロンの〇〇支部の支部長です!」みたいな、リアルの世界で味わえない肩書きがあって、下にメンバーがいて、部下みたいな形で人が動いてくれて、みたいなものがあったりするので、自分の居場所っていうのを提供してくれたりするんですね。キリスト教徒になってもそんな自分の居場所って作ってくれないじゃないですか。

(中略)

言い方悪いですけど、リアル生活幸せじゃない人って自分の居場所がほしいんですね。

(書き起こし終了)