「ストイックですね」って褒め言葉?

煩悩と共存するsustainableな禁欲者 オナ禁やいわゆる”トンデモ健康法”を自己責任の範囲内で実践しています。

約束のネバーランドのヴィーガンアニメっぷりに圧倒された(感想)

ヴィーガン界隈で小さく話題になっていたので、あまり前情報を入れずにアニメ・約束のネバーランドをPrime Videoで2期・エピソード5まで視聴

原作ファンからの酷評レビューが目に入りましたが、アニメ→漫画の順で見ればきっと二度美味しいのでしょう

食肉用に飼育する側と食べられる側の構図をひっくり返す手法や、自らと社会との繋がりについての主観的認識がどれほど当てにならないかをダークに描く、気軽には楽しめない作品

2期で出会った鬼(ソンジュ)は信仰上の理由から人間を食べない

サバイバル生活を強いられる主人公に対して狩猟のノウハウ、殺生なしに生きていくのは難しいこと、屠󠄀殺と生命への敬意を教育してくれる人格者(鬼)!

と思いきや、「信仰する教義の例外として、狩猟という形で得た人肉は食べてもオッケー」と美食への欲求から逃れられていないところが非常にリアル

現世利益や心の平穏、死後の極楽浄土など信仰の目的は色々あるかもしれないが、間違っても彼には同じ生き物として人間の生命への敬意があるわけではないのだ

結局は肉食と菜食、いずれの選択も人間のエゴ

地球上の生命は差別なく皆家族!という理想も建前である

もしかしたら日月神示の信者の一部は神示の示す通りに四つ足を食べないが、鶏や魚の命を奪うことの抵抗は少ないかもしれない

また完全菜食になるからと言って自分だけが殺生のカルマから逃れられたと安心することは軽率である

人が生きていく中で完全な不殺生は不可能と言ってよいだろう

食事、ひいては生命活動に殺生は不可避

自分の生まれてから今日までのすべてが生命の縁起によって成り立っていることを忘れてはならない

その事実を軽んじる以上は肉食だろうと種々の○○タリアンだろうと同じことだ

その事実を受け入れ、かと言って開き直らず、粛々と生きていくほかに道はない

祈りたいなら祈ればいいい

反出生主義を人に押し付けるつもりもないし、選択は自由であるべき

しかし大量生産大量消費のこの世の中にあって、それを慎む努力ができるヴィーガニズムが少しずつでも広まっていく時流を応援したい気持ちが私にはある

ソンジュ「勘違いするな、あいつらを食べはしないよ。でも」「もしあいつらが農園の外で増えりゃ、この世代以降は全て野生の人間、天然物だ。そうして天然物が増えれば、いずれそいつらを食える」
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ムジカ「ソンジュは人間を食べたいのね?」
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ソンジュ「ああ。原初信仰の教義上、狩猟という形で神が創り出した命をいただくのなら、神への反逆には当たらない。天然物なら俺は食うぜ。ああ、もう一度食いてえな、腹いっぱい人間をよ
引用:「約束のネバーランド(2期)」の名言・台詞まとめました | アニメとマンガの名言サイト