「ストイックですね」って褒め言葉?

煩悩と共存するsustainableな禁欲者 オナ禁やいわゆる”トンデモ健康法”を自己責任の範囲内で実践しています。

1000日間絶食の霊仙さんと納豆菌・乳酸菌

1000日間絶食の霊仙さん

「飲まず食わず実験チャンネル」という私の興味のど真ん中を貫いてくるYouTubeチャンネルがある

絶食による不老不死のメソッド化を目指すことをコンセプトに、その過程を毎日定点観測するオジサンのチャンネルだ

霊仙さんのチャンネル
飲まず食わず実験チャンネル - YouTube

1000日間絶食します「絶食992日目」

このような動画のタイトルをつけながら初期は市販の野菜生活や果物ジュース、様々なフルーツ、豆乳ヨーグルトなどを摂り続ける毎日に、私も含めた視聴者たちは「ファッ!?」となっている

意図を組むに「1000日間(完全に)絶食します」とは言っていなくて、「1000日間(色々試して、無理せず)絶食(に近づける方法を模索)します」くらいのつもりなのだろう

私のような人種と異なり、彼はおそらく「ストイックに取り組むこと」に価値を感じていない

そして視聴者の多くは飽食の時代に自己矛盾を抱えながら、彼にストイックな仙人らしさを期待し「自分には到底真似できない異次元の世界を見せてくれ」と夢を託すがゆえに、霊仙さんが一向に絶食しないことについて色々と言いたくなるのだろう

しかし視聴者にはもう少し彼に優しく接してほしい

不食の秋山佳胤さんや青汁一杯の森美智代さんのように既に超越している先人たちがいる一方で、現在進行形で取り組まれている過程を見ることができるのはとても有難いことだと思っている

(霊仙さんの目的は不食や愛の実践でなく、物質的に不老不死なのかもしれないが)

これくらい自由な人がいわゆるスターシードと呼ばれるタイプの人間なのではなかろうか

彼が近頃毎回の報告の後半に語るスピリチュアルな話が私は大好物である

納豆菌が強くて乳酸菌を駆逐してしまうという話

なぜわざわざ今霊仙さんの話を出したかというと、先日の報告で1000日間絶食終了後の食事について検討されていたときのことである

・納豆に含まれる納豆菌は繫殖力が強く、乳酸菌などの他の善玉菌の増殖を抑制してしまう

・根拠として、酒蔵を管理する人は納豆を食べない。品質に影響が出るから

このような話をされていて、妙に納得してしまってネットで軽く調べてみた

しかし実際にそのような事実はなく、むしろ複数多様の善玉菌の摂取は相互的に好い働きをするようだ

消化管を通過する中で死んだ細菌も腸内フローラのエサになるなど、無駄になるようなことはないという

酒蔵の話は本当かもしれないが、酒の品質が異なる菌によって変性することと、腸内フローラが理想から遠ざかることに関係はないという結論である

この話題を残しておきたくて記事にした

私の腸内フローラ・ストラテジー

よく言われていることだが、これだけ食べていれば健康になれるというような完全食は存在しない

有効性が示されているからといって単一の食材ばかりを摂るよりも多種多様な食材を取り入れることが重要である

私はベジタリアンなので不溶性食物繊維は穀類・豆類・ナッツ・シード・野菜・時々きのこ類で十分に摂ることができている

意識的に選択すべきは水溶性食物繊維で、味噌汁にわかめを多めに入れたり、玄米にもち麦を混ぜて炊いたりする。めかぶは毎日1パック

腸内細菌は食物繊維と合わせて食べることが推奨されており、サラダボールにはキムチ、好物の豆乳ヨーグルト、たまに作るきのこの炒め物にはテンペを合わせ、日本古来の発酵食品として納豆・味噌・醤油を摂る

これが現時点でのベストである